ブランド・アナーキストを探せ!」 日経ビジネスオンライン連載が再開

nbo

今年の6~7月に日経ビジネスオンラインさんで連載させていただいていた『ニッポンブランド強化作戦』がSeason2として11/11より連載が復活しました。

ブランド・アナーキストを探せ! ニッポンブランド強化作戦 Season2

 

今回のSeason2のコンセプトである対談連載の副題は「ブランド・アナーキストを探せ!」と、なかなか過激な言葉になっています。

背景には、Season1の連載での読者の皆様の反応をPVたSNSでの紹介数という定量データや、定性コメントから分析すると、対談のお相手の方の「尖って突き抜けている面」が記事でうまく出ていると、非常に反応が良いという学習がありました。

それが顕著だったのが

「無駄よし、不公平よし! カップヌードルがどこまでも強いワケ」

という日清食品 安藤徳隆専務・最高戦略責任者と対談させていただいた回で、安藤さんの常識をくつがえすような振り切れたコメントに、読者の皆さんが大いに触発されている様子が伺え、実際のPVも日経ビジネスオンラインさんの月間ランキングで上位数番目というヒット記事だったようです。(私はPV生データを見ることはできないため、編集者の方からのフィードバックです) 

逆に、読者の方々の反応が伸び悩んだのは、「戦略論としては王道で正論だけど、アナーキーな面が見えない記事」でした。

少し考えれば当たり前のことですが、日経ビジネスオンラインの閲覧シーンは、通勤時間中や、オフィスでの仕事の合間の息抜きに読まれていることが多く、「ガチガチの学び」に凝り固まった記事ではなく「まずは、面白い!」そして、読み進めたら「意外に学びにもなった」という「面白さ→学び」の序列=優先順位が担保された記事にすることが重要なんだな、と。

メディアでの発信に不慣れだった私は、ネットメディアの世界の皆さんからしたら「何を今更?」感が満載なことを、身を持って学習しました^^;

しかし、残念ながら、私自身は面白くもアナーキーでもないため、対談成功の鍵は「対談していただく相手がアナーキストであること」にあると他力本願に見定め(笑)、Season2では、ユニークなブランド戦略を持つ企業であるは基本条件としつつ、対談して頂くお相手が、ブランドやマーケティングに対して少しアナーキーなまでのこだわりを持っている方であることを重視してお願いさせていただきました。

11/30現在、これまで公開された3回分を読んでいただければわかりますが、皆様それぞれ個性豊かなアナーキストで刺激的な記事になっているかと思います。

11/11 デジタル戦略は、マーケターの基本/日本コカ・コーラ 豊浦洋祐氏

11/18 「ポスペ」消えても1000億円企業へ/ソネット 十時裕樹氏

11/25 社員には、転職活動を勧めています/東急ハンズ 長谷川秀樹氏

 

Season2は、毎週月曜日更新で全7-8回位を予定しています。というわけで、よろしければご覧になってみてください。

あっ、そういえばもうひとつ。

なんと私のTwitterでの発言を拾って、体系だててまとめてくださった「NAVERまとめ」が出来ていました。驚きとともに、作成してくださった方に大感謝です。

まるでうちの会社による仕込み?と思う位の力作ですが、断じてステマではございません^^;

少し長いですが、よろしければ、こちらもどうぞ。

nm

 

 

 

 

 

【R25】戦略コンサル“山口”さんの洞察がおもしろい 

ではでは。

インサイトフォース株式会社
山口義宏

インサイトフォース3周年のお礼

3rd_IF2010年10月1日に設立したインサイトフォースは、おかげ様で昨日をもって3期目が終了し、本日で3周年、そして4期目を迎えることができました。

1期目の第2四半期より黒字化し、そこから3期目の終わりまで順調な業績で推移して終えられたこと、クライアント企業、パートナー企業、社員メンバー、本当にその多くの方々の支えあってのことです。応援してくださる皆様に心から深くお礼を伝えたい、今日はそんな特別な1日です。

起業当初は実績とブランド力の無い新興コンサルティングファームにどこまでお仕事をいただけるのかとても不安で、今だから言えることですが「6ヶ月経って、クライアントが増えそうもなければダメージが小さいうちに廃業し、サラリーマンコンサルタントに戻ろう」と、用意周到な撤退計画シミュレーションも出来ていました(笑)

起業直後にすぐに発注を決めてくださった一部上場企業のご担当者様には、その受注の金額だけでなく、会社をやっていく小さな自信をいただけたという印象があり、その御恩はお返ししきれるものではありません。

また、ある一部上場企業の役員の方が「大手ファームの2軍選手よりも、小規模ファームのエースのほうが良い仕事をすると経験的にわかっているので、良い提案さえいただければ仕事は出しますよ」とおっしゃってくださり、これも大変勇気づけられた言葉で、幸いにして1期目の終わりには、メンバーの増加に伴ってオフィスの引越をするほど、クライアント様とのご縁には恵まれました。

インサイトフォースの起業には、様々な想いと背景がありますが、この3年間、メンバーと共に心がけたのは

  1. 量的拡大は優先せず、サービス品質と顧客満足度を高めることにフォーカス
  2. ブランド~マーケティング領域の戦略コンサルティングから軸足をぶらさない
  3. クライアント以外の方々にも、ブランド・マーケティング戦略の考え方やアプローチを広く共有し、微力でも日本企業の競争力底上げに貢献したい

の3点でした。

色々と道半ばでまだ課題は積み残してはいますが、

  • クライアント様とのプロジェクトの結果、市場導入後にヒットし、業績貢献したブランドが2年目の後半より増えてきたこと
  • 事業ドメインを特化した結果、社内メンバーのナレッジが深まってきたこと
  • セミナー受講者累計が3000人を超え、書籍「プラットフォームブランディング」読者推計を加えると1万人に近い数の方たちに私たちの考えを深く伝える機会に恵まれたこと

など、起業時に想像したよりもはるかに順調な進捗となり、本当に幸運に恵まれた3年間でした。

3年一区切りではないですが、この3年でようやく会社の土台は固まりつつあるようです。

「企業のブランド戦略明確化を支援し、それぞれの信念や価値が伝わりやすくすることで、企業には高い市場競争力を、顧客には自分に適した商品・サービスが選びやすい社会を実現する」

本日からの4期目も、創業時に掲げたインサイトフォースのミッションはなんら変わりはなく、地道に1件1件のクライアント案件を丁寧に誠実にお仕事させていただくのみですが、私たちなりに進化を続け、クライアント企業にしっかりと貢献できるよう、地に足つけて仕事をしていきたいと思います。

これまでインサイトフォースを様々な形で支えてくださった皆様にお礼を申し上げると共に、今期も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

弊社のメンバー達を代表して、ご挨拶まで。

インサイトフォース株式会社 代表取締役
山口義宏

『プラットフォームブランディング』書評まとめ~Kindle版リリース!

プラットフォーム ブランディング [Kindle版]

3月末に出版した拙著『プラットフォームブランディング』は、幸いにも多くの方に読んでいただき、Amazonやブログの書評を通じて多くのフィードバックをいただけました。目を通してくださった皆様、心より感謝です。

ということで、

書籍発刊から3ヶ月、大変お待たせしてしまいましたがKindle版が7/4にデビューしました!

*紙は1680円、kindle版は1200円と少しお買い得

 

「 顧客体験を高めよ!」という本のメッセージながら、なかなか電子書籍化されないという、実に一貫性のない状態だったのが、ようやく(汗)

編集者Oさんいわく『純粋に電子化作業が社内で間に合わない状態なだけで、意図して遅らせているわけではありません』とのこと。世に言う紙の売れ行き減速を懸念した陰謀論ではございません。

 

pb-ideisan

本書のメッセージは、出井伸之さんに頂いた帯コメントの

「ブランドを『体験のプラットフォーム』として再定義する」

というメッセージに集約されています。

これは別に

「itunesや楽天市場のようなプラットフォーマーになりましょう、もしくは、活用しましょう」

というプラットフォーム戦略が主題ではなく

「顧客から見たブランドとは、モノ単体の造り込みの良さや完成度だけでなく、購入前に触れるクチコミ~購買時の店頭~購買後の使用体験など、顧客体験の全体によって形成されるものなので、企業は顧客体験全体をデザインし、それをブランド戦略やマーケティング4P施策と統合しましょう」

というようなブランド~マーケティング戦略が主題の本になります。
(顧客体験を高めるために、プラットフォーム発想を用いるのは重要ですが、あくまで主題はブランドです)

そして、もうお気づきのように、このメッセージは、決して新しくはありません。

本書で多数出てくる、顧客体験、UX(ユーザーエクスペリエンス)、プラットフォームという言葉は多くのメディアや書籍で語られており、隣接するキーワードである「デザインシンキング」や「サービスデザイン」といったという概念を含め、既に先人たちによって数多く、そして深く語られています。

本書が示したかったのは、企業の経営層やブランド~マーケティング戦略を担う方々の視点から、それらのバラバラなキーワードを統合し、組織として実行するための考えと具体的な手順でした。

 

と、これ以上著者からプッシュしても主観的で説得力に欠けるため、よろしければ下記の書評ブログと、Amazonレビューをご参照ください。

 


そして、最後に、書籍公式ページに推薦文を寄せていただいた皆様、心より感謝です。

  • 出井 伸之 氏 クオンタムリープ株式会社 ファウンダー&CEO/ソニー株式会社 元CEO
  • 加藤 小也香 氏 株式会社グロービス 経営情報誌GLOBIS.JP 編集長
  • 木村 尚敬 氏 株式会社経営共創基盤 パートナー/マネージングディレクター
  • 久保田 夏彦 氏 外資系スポーツメーカー ブランドマネージャー
  • 菅原 敬 氏 株式会社アイスタイル 取締役 兼CFO(最高財務責任者)
  • ツノダ フミコ 氏 株式会社ウェーブプラネット 代表取締役

『プラットフォームブランディング』書籍公式ページ

http://insightforce.jp/pb/index.html

皆様の反応を乱暴に総括させて頂くと「ブランド戦略視点から、組織で実行するための考えと手順を統合するプロセス」は意図通りにご評価いただけたようですが、ブランドとプラットフォームのつなぎがわかりにくいという声は多く、そこが本書の課題のようです。


そして本の出版後には、

グロービス経営大学院さん主催のセミナー

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クオンタムリープさん主催のセミナー&出井さんとの対談

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楽天EXPO2013でのセミナー

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楽天EXPOセミナー終了後の即売会では、共著者・川上さんと編集者・織茂さん自ら販売してくださりあっという間に80冊が売れました、感謝!

などなど・・

数多くの書籍セミナーを実施させていただく機会に恵まれ、そのプロセスで著者としてブランドとプラットフォームの橋渡しの理解も深まり、ようやく洗練されてきたところです(苦笑)

*いつか、どこかで、その理解を助けるようなブログなり書籍を書きますね。

ということで、

  • Kindle待ちだった方々
  • 最近日経ビジネスオンラインの連載で私を知ってくださった方々

よろしければ拙著に目を通してみてください。そして、何かご感想があればぜひ教えてください。ご感想を頂けると、やはり著者冥利に尽き、非常に嬉しいものです。

弊社のビジネスモデルとしては、クライアントサイドとなる企業の方々に読んでいただけるのは大変有難いのですが、それだけでなくブランド・マーケティング支援をされている広告代理店やデジタルエージェンシーなど、広い意味で同じ業界の皆様にとって有用な本だと評価いただけると業界への恩返し、貢献実感があって、これまた嬉しいところです。

IMJ、アライドアーキテクツ、オプト、コンセント、サイバー・コミュニケーションズ、サイバーエージェント、ビルコム、マクロミル、リンクアンドモチベーション・・・(50音順・敬称略)などの企業の中の人々より「この本、役にたったよ」というメッセージをいただいたり、付箋や折り込みだらけ本の写真を拝見すると、それはもう大変嬉しく。

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*氏家様のあやとりブログ書評よりお写真拝借しました

ということで、kindle版発売を記念し、書評まとめをしつつ、思いっきり宣伝エントリーでした。

 

 

Kindle版出たことですし、

「いつ買うの?・・・・ (以下自粛」

お粗末さまでした笑

ではでは。

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戦略は見えにくいブランディング ~連載で伝えたいこと~

本日より、インサイトフォース公式ブログをスタートすることになりました。
会社の代表である私・山口や他のメンバーが時々更新していきます。どうぞよろしくお願いします。

さて、昨日より日経ビジネスオンラインさんで

『ニッポン・ブランド強化作戦 低価格競争からの脱却』

という企画を開始させていただきました

第一回のカルビーさんの『フルグラ』を皮切りに、様々なBtoC商材のブランド責任者の方々と対談する内容で毎週金曜日更新の連載になります。

連載本文は文末にリンクを貼り付けておくので、ここでは「連載の背景にある問題意識」を書きたいと思います。

『ブランディングの展開施策は目に見えるけど、戦略は目に見えない』

企業や商品のブランドの展開施策である商品・サービスそのもの、広告宣伝であるTV-CMなどに関しては、消費者の皆様が直接目にすることは多く、すでに評論は世の中で数多くなされています。

頻繁に見かけるソフトバンクのお父さんのCMなどは、みなさんも一度は話題にしたことがあるでしょう。

そして、それらの目に見える施策なら論評するメディアも沢山あります。

ガジェット関心の高い人であればITmedeiaやGizmode、広告関心の高いマーケティング業界人なら宣伝会議など、それらはすでに多くの方々に認知され、論評する土壌はすでに出来上がっていると言って良いでしょう。

しかし、企業の中には、商品や広告の方向性付けをし、一貫した印象を与えることで、消費者の心の中で存在感を高める役割として『ブランド戦略』という機能があります。

ブランド戦略が何かという話になること、ここでは長くなるので詳細は割愛しますが、

  • ブランドターゲット(象徴的顧客像)
  • ブランドが狙う顧客インサイト(消費者の本音)
  • ブランドが提供する顧客体験の全体設計図
  • ブランドの知覚価値(消費者に残したい印象)

といったものの定義で構成され、企業の事業戦略とマーケティング4P施策の間をつないで一貫性を産み出す、企業経営における大変重要な核となるものです。

ブランド戦略が欠けていると、マーケティング4P個々の施策は良くても全体の一貫性に欠け、消費者の心に知覚価値が残らず、競争力が蓄積していきません。

しかし、ブランド戦略は施策ではないため目に見えず、しかも企業は積極的に外部に発信するわけではありません。

そのため良く勉強されているビジネスパーソンでも“知識として理論は知っているが、どのように実践されているかのリアルは知らない”という方が大半です。

そこで、皆さんが日頃から愛用しているような商品や、爆笑しているようなCMの裏側にある“ブランド戦略”というものが、少しでも身近に感じられ、自身の仕事でのブランド推進のお役に立てればという思いで、日経BPの編集者Hさんと一緒に連載企画をスタートさせました。

商品そのもの、広告クリエイティブそのものを掘り下げるのではなく、その裏側にある意思決定の基準と、組織ガバナンスや企業文化を掘り下げていきたい。

今回のカルビーさんを皮切りに、今後の連載では食品、住宅、ファッション、携帯電話など、様々な人気ブランドの裏側にあるブランド戦略に迫っていきます。

そして、そのようなブランド戦略を推進する方たちのパワフルで魅力的な人物像や、各社各様の意思決定スタイル、その背景にある企業文化にもぜひ触れていただければと思います。

よろしければ読んでみてください。そして、ご感想などあればぜひお聞かせください。

*本連載は拙著「プラットフォームブランディング」共著者・川上先生のアドバイスも頂いています。

日経ビジネスオンライン「ニッポン・ブランド強化作戦 低価格競争からの脱出」

担当者が明かす、「フルグラ」が爆発的に売れた本当の理由

連載企画は、今後も毎週金曜日にUPされる予定です。ご期待ください。

インサイトフォース株式会社
山口義宏